金融用語解説集

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(米国)雇用統計




【発表機関】労働省労働統計局(BLS) https://www.bls.gov
【発表時期】毎月第 1 週目の金曜日
雇用統計は家計調査と事業所調査に分けられます。 労働および雇用に関する統計が発表され、注目される指標に、「失業率」「非農業部門雇用者数」「平均賃金伸び率」があります。


失業率

【調査方法】家計調査により、16歳以上を対象に約6万世帯に対し、毎月12日を含む1週間で調査します。
【算出方法】失業者 ÷ 労働力人口 × 100
【失業者の定義】
①職に就いていない状態で、過去 4 週間以内に求職しており、仕事があればいつでも仕事に就ける人のことです。
➁レイオフ(一時解雇)中の人のことです。

【労働力人口】失業者と就業者の合計
失業率統計では、年齢別や性別、失業理由など様々な項目で分類された統計を確認できます。
職探しを自らの意思で行っていない者やパートタイムで働いている者を含めた広義での失業率(U6)も同時に公表されています。
失業率の低下は単純に就業者の増加を意味するものではなく、職探しをあきらめた者は失業者に当ては まらない為、他の労働関係統計と合わせて見る必要があります。


非農業部門雇用者数

【調査方法】事業所調査により、農業を除く約69万の事業所を対象に毎月12日を含む週に調査を行います。
【就業者の定義】雇用関係があり、給与が支払われている人のことです。
経営者や自営業者は対象になりません。労働統計としては失業率よりも速報性があり、注目度が高いものです。


平均賃金伸び率

【調査方法】農業部門を除く民間部門の主要産業の全従業員を対象としています。
平均賃金の上昇は雇用コストの上昇となり、労働市場のひっ迫やインフレ見通しの指標として注目されています。




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